MDMAとは何か?
MDMAとは、メチレンジオキシメタンフェタミンとも呼ばれているもので、合成麻薬のひとつとされています。
MDMAを服用することで、高揚感や多幸感などを得ることができる一方で、正常な感覚や時間に対する認識などを歪めてしまうとも言われているものです。
そういった意味では、覚せい剤や幻覚剤などと似た性質を持つとも言われています。
このMDMAの効果は、服用してから約3~6時間効果が持続されるもので、乱用すると精神錯乱、記憶障害などを引き起こすこともあるのです。
一度に大量摂取した場合には、最悪の場合、死に至ることもある非常に危険な薬物。
日本では、MDMAは違法薬物とされており、注意が必要となります。
MDMAは一見するととてもカラフルで、様々な形のものがあり、かわいらしいものというイメージをしてしまいますが、実はとてつもない薬物であることを理解しておきましょう。
MDMAはセックスで利用されることが多い?
海外ではセックスをする際などに利用されることが多いと言われています。
そのため、エクスタシーなどと呼ばれることもあるのです。
なぜ、MDMAをセックスの際に使用するのかについてですが、MDMAを使用すると性的興奮などに影響するホルモンが誘発され、通常のセックスよりも多くの快楽を得られると言われています。
MDMAを服用して行うセックスは、キメセクとも呼ばれており、より快楽を得ることができるそうです。
MDMAは、気分を高揚させる効果、多幸感、さらに他の人との親近感や一体感などを得ることができるとされているため、セックスをする際などによく利用されています。
過去には、芸能人でもこのMDMAを所持していたということで逮捕されました。
MDMAはどのような場所で出回っているのか?
MDMAは違法薬物ですが、どのような場所で出回っているのでしょうか?
次のような場所、シーンなどで使われることが多いとされています。
・セックスをする際
・クラブ
・パーティー
・フェスなどの音楽イベント
また、日本ではクラブやパーティー、音楽イベントなどでMDMAの売人が多く存在しているとも言われています。
MDMAは若者を中心に利用する人が増えていると言われていますが、非常に危険なものであると認識しておくべきです。
MDMAは、芸能人はもちろんですが、若い世代にもまん延しているともいわれています。
驚くことに、過去には中学生がMDMAを所持していたということで、逮捕・送検されたケースもあるのです。
MDMAは何が危険なのか?
MDMAはセックスする際に、大きな快楽を得られるということで使用してしまう人もいるようですが、非常に危険なものであると言われています。
では、いったい何が危険なのでしょうか?
MDMAは、複数の化学物質を合成して作られています。
一般的な薬のように、臨床実験などを行い、安全性を確認しているものではありません。
また、どのようなものが合成されているのか、誰が合成したのかもわからないのです。
そのため、安全性が低いということになります。
過去には、芸能人が女性に服用させ、その女性が死亡してしまったというケースもあるのです。
MDMAを服用することで、セックスの際に快楽を得られたとしても、命の危険があるものを使用するのは良い方法とは言えないでしょう。
快楽を得る代償が大きすぎます。
さらに、MDMAは乱用していると徐々に効かなくなる、あるいは効果が持続する時間が短くなるのです。
そのため、繰り返し使用する、あるいはさらに強い効果のあるMDMAを求めるようになるなどの危険性があります。
繰り返し使用する、あるいは強い効果のあるものを乱用すると、体へのダメージも大きくなってしまうことでしょう。
MDMAの購入や使用を勧められても断ることが、自分の身を守るためには必要です。
使用するとすべてを失うことになりかねない
MDMAを使用して、セックスで快楽を得られると考えてしまいがちですが、使用するとすべてを失うことになりかねません。
乱用すると精神錯乱する、幻覚が見えるなどの症状が現れ、仕事をクビになる、恋人や友人などを失うことになります。
MDMAは自分だけにしか関係ないと思いがちですが、自分だけでなく、家族を含めて周りの人を不幸にしてしまうものです。
また、一度薬物に手を染めてしまうと、薬物依存から抜け出すのが非常に困難とも言われています。
人生のなかで辛く、無駄な時間を過ごさないためにもMDMAの使用は絶対にやめた方がよいでしょう。
セックスは、MDMAを使用しなくても十分な快楽を得られます。
薬を使用するのではなく、セックスのテクニックを磨く、様々な体位を試してみるなどの方が多くの快楽を得ることができます。
他にも、コスプレをするなど性的な興奮を高める方法、大きな快楽を得られる方法があるということを理解しておきましょう。